インビザラインファースト|費用・適応条件・期間・どんな症例で使われる?|にしかわ歯科おとなこども歯科|名古屋市港区の歯医者

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インビザラインファースト|費用・適応条件・期間・どんな症例で使われる?


インビザラインファーストは、インビザラインのこども向けのラインナップです。

透明なマウスピースを用いた治療法は、成長期のこどもの審美面にも配慮した矯正方法として広く知られてきました。


ここではインビザラインファーストのおおよその費用、適応条件、期間、使用される症例について解説します。


■インビザラインファーストの費用


◎費用の目安

インビザラインファーストの費用は、矯正治療を行う歯科医院や地域によって異なりますが、一般的な費用の目安は40万〜80万円程度です。

追加費用として診察料や経過観察費用が別途かかる場合があります。


通常のワイヤー矯正に比べて若干高額になるケースもありますが、治療中の快適さや審美性を考えると、大きなメリットとなります。

医院によっては分割払いが可能な場合もあるため、費用については事前にしっかり相談すると良いでしょう。


■インビザラインファーストの適応条件


◎対象年齢

インビザラインファーストは、一般的に6歳〜10歳の混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)のお子さまが対象です。


※適応年齢は一般的に6歳~10歳ですが、

歯の状態によって異なります。


この時期のお子さまは成長段階で顎の骨がやわらかく、成長を活かして顎の発育、噛み合わせ、歯並びをスムーズに調整することが可能です。


■インビザラインファーストの治療期間


◎治療期間の目安

インビザラインファーストの治療期間は、症状や個々の進行状況により異なりますが、一般的には6ヶ月から18ヶ月程度とされています。

軽度な症例の場合、治療期間は6ヶ月〜12ヶ月程度、中程度以上の症例の場合、12〜18ヶ月程度となることが多いです。

治療期間中は、1週間〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯並びを少しずつ調整していきます。


◎治療中のポイント

装着時間は1日20時間以上必要となります。食事や歯みがき以外の時間には、必ず装着しましょう。装着時間は自己管理が求められるため、お子さまだけでなく保護者さまのサポートも重要です。装着時間を守ることでスムーズに矯正治療を進めることができます。


通院頻度は1ヶ月〜2ヶ月ごとの定期診察が必要で、歯並びの進行状況を確認し、必要に応じて治療計画を調整します。


■インビザラインファーストが適応できる歯並びの例


◎出っ歯(上顎前突)

上顎が前方に突出している場合、見た目だけでなく噛み合わせや発音にも影響を与えることがあります。

このような症例では、成長期に顎の発育をコントロールする治療とインビザラインファーストを組み合わせることで、自然な噛み合わせに整えることが可能です。


適切な治療を行うことで、将来的なリスクを減らすことにもつながります。

また、こどもの場合は非抜歯での治療を選択できることも多いです。


◎すきっ歯(空隙歯列)

歯と歯の間に隙間があるすきっ歯の場合、見た目の問題だけでなく、発音の問題を伴うことがあります。

インビザラインファーストを使用することで歯を移動させ、隙間を閉じる治療が可能です。


◎ガタガタ・八重歯(叢生)

歯が重なり合った状態である叢生は、軽度から中程度のケースにおいてインビザラインファーストが特に効果を発揮します。

狭い顎のスペースを拡大する治療を併用しながら歯列を整え、永久歯が正しい位置に生えるよう誘導します。


◎開咬

上下の歯が完全に閉じない(隙間がある)開咬の症例にも対応可能です。この状態では、前歯で物を噛むことが難しい場合があり、発音にも影響が出ることがあります。

インビザラインファーストを用いて歯を適切な位置に誘導し、噛み合わせを改善することができます。


【こどもの頃に選べる選択肢の一つ】


インビザラインファーストは、成長期の子どもの歯列を改善するための治療法です。

透明で痛みなどが出にくい矯正装置を用い、出っ歯やすきっ歯、軽度の歯の重なりなど、さまざまな症例に対応します。


ただし、装着時間の管理や適応条件を守ることが重要なため、事前に歯科医師と十分な相談を行うことが大切です。

お子さまの矯正治療を検討している方は、ぜひインビザラインファーストを検討してみてください。


にしかわ歯科おとなこども歯科
歯科医師
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